障害者雇用とは・・・パート3
『企業が障害者雇用をする理由①』
企業はなんで障害者雇用をするのでしょうか?
配慮をしないといけないということは、少なからず企業としてコストになります。
障害者の雇用の促進等に関する法律で、企業に障害者を一定割合雇用することを義務付けています。
民間企業に対してこれまでは従業員数の1.8%の人数を雇用することとなっていました。平成24年4月から、さらに0.2%増え2.0%の人数を雇用しないといけないことになりました。
要は、常用労働者数50人以上いる企業は最低でも1人は雇用しないといけないわけです。
これが大企業となると、雇用しないといけない人数は何十人にも膨れ上がります。
1万人の従業員がいた場合、200人も雇用しないといけないわけです。
そのため景気にあまり左右されず、コンスタントに新しい求人がでており、障害者雇用においては売り手市場の傾向にあります。
義務化されているので、雇用率を達成していない企業は納付金を足りない人数に応じて収めないといけません。罰則規定はありませんが、実質のペナルティです。
足りない人数が多くなれば多くなるほど、その額は無視できないものになります。