療育手帳と愛の手帳?
知的障害のある人が、福祉サービス等を利用するために手帳を取得しようとした際に、呼び名が違う都道府県に住んでいる方は戸惑うことでしょう。
療育手帳というのが、いわゆる知的障害の人の障害者手帳になるわけですが、例えば東京都などでは”愛の手帳”、埼玉県では”みどりの手帳”、名古屋市では”愛護手帳”など呼び名が違う地域があります。
結論的には、基本的には同じものと考えて大丈夫です。
ただし、都道府県、政令指定都市によって障害程度区分に違いがあり、一方の地域では療育手帳が取れたのに、もう一方の地域では取れなかったということが起きる場合があります。
療育手帳を取得する一つの条件に”知能指数”、いわゆるIQ指標が使われますが、地域によってIQ75以下としている地域とIQ70以下としている地域があります。
療育手帳は基本的に幼児期から取得していくもので、一度取得すれば、更新していく必要はありません。
判定は、18歳未満は児童相談所、18歳以上は知的障害者更生相談所が行います。
発達障害のある人の場合、IQによって療育手帳を取得できる場合とできない場合があります。各都道府県によってもことなってきます。
療育手帳を取得すると様々なサービスを利用することができるようになります。
参考HP
東京都:愛の手帳 東京都福祉保健局